リモート時代の新しい働き方に着目した座るファニチャー【Chair Neue】のヴィジュアル制作を担当いたしました。

デスクワークに求められる要素とリビング・ダイニングに求められる要素をもとにデザインされたコンセプトチェアで、家庭でのデスクワークが一般化した現代のライフスタイルにひとつの選択肢をつくることを目的としています。

佐藤新也氏の写真が持っている、美しいヴァルールの魅力を丁寧に追求することを最優先に、木肌の質感・フレーム部分の光沢感・コンセプトに即した色設計を、繊細なレタッチワークで再現しています。特筆すべきは、プロダクトデザイナーとフォトグラファーの持つ視点と表現の多様性を、深くヒアリングしながら画像に定着していった経過です。

ものづくりの視点からの画像への要望を伺えたことは、表面的な表現にとどまらず、深く対象を理解・観察するという得難い経験をもたらしてくれました。

PROJECT:Chair Neue
CLIENT:Takram
PRODUCT DESIGN:田中尚, 中森大樹, 村越淳
CD:田中尚
P:佐藤新也
(敬称略にて失礼いたします)