”浮世絵”を、美術作品ではなく、庶民の暮らしを写した記録写真として読み解くテレビ番組シリーズ「浮世絵EDO-LIFE」。
その番宣ビジュアル”The Hidden Essence.”を制作いたしました。
初見では黒く塗りつぶされたタイポグラフィに見えますが、暗闇の中に浮世絵が隠されています。
タイポグラフィとデザインのバランスと、ぎりぎりの見える見えないの微妙な駆け引きを、
スミの回数やグロス加工など、日本の印刷技術を最大限に活かして作り上げた、工芸品のようなグラフィックです。
弊社は全体ディレクションのサポートと、退色した浮世絵の色彩・墨線の復元、マスク作業などを担当。
いかに絶妙な「見えるような見えないような」を実現するため、隠される部分に関しても細部にわたって手を入れています。